[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
山南さん主役 ほのぼの?ドタバタ?
初のWeb拍手を下さった、シンロ様へ敬意を込めてお送りいたします。
あ・・・自分の趣味?で山南さん主役でごめんなさいっ(><)
そして駄文でごめんなさい(´Д⊂
※稚拙な表現・時代錯誤な表現等ありましたらごめんなさい。生温く見守ってやって下さい(汗)
天気の良い昼下がり、いつものように文机に向かい筆を走らせていた。
「おい、平助!さっきのは卑怯だぞっ!」
「なんだよ新八っつぁん、気を逸らせるからいけないんだろ~?」
「"窓の外に別嬪な花魁がぁー!"なんて叫ばれたら、男なら見るだろっ!」
「試合中だぜ~?敵だったら間違いなく命ねぇな。」
「真剣持ってたらそんな言葉に惑わされるかアホウ!」
「わっかんねぇぞ?新八だったらやりかねん。」
「あぁ!?左之助、お前どっちの味方だっ!?」
そんなやりとりが中庭から聞こえてくる。
随分と賑やかなものですね…
いつもなら聞き流し、筆を止めることなどないのに…今日に限ってなんとなく筆を置いた。
スッと立ち上がり中庭に面した障子を開けると相変わらず賑やかな3人。
廊下に出ようと歩を進めると、その先には真っ赤に色づいた紅葉が一枚。
「・・・もう、秋 ですか。」
紅葉を拾い、眺めてみる。
すると肩の真横から慣れた気配とにゅっと出てきた顔。
「紅葉狩り?山南さん。」
「・・・あぁ、沖田君。」
その声にピタッと騒ぎを止める3人。
「あ、あれ?山南さん、どうしたんですか?(焦)」
「ホラッ!新八っつぁん五月蝿いからっ(ゴニョゴニョ)」
「あ~、すまん、山南さん。新八も平助も今大人しくさせるから(汗)」
私の姿を見た3人は一様に"しまった!"という表情をする。
「・・・(クスッ)そんなに警戒しなくても。毎度怒りはしません。」
それを背後で見ていた総司はふぅん、と面白くなさそうに呟く。
「なぁんだ。3人まとめて山南さんからキツーイおしおき受ければよかったのに。」
「「「総司~っ!」」」
紅葉を見ながらふと思い出して、更に賑やかになりそうな中庭を後にした。
「土方君。」
「お、山南さんか。珍しいな、どうしたんだ?」
スッ、と障子を開けると、やはり文机に向かったままの土方。
お互い総長と副長、雑務は他よりも遙かに多い。
「近藤さんが饅頭を頂いてきたのです。悪くなっても何ですからお茶請けにと。」
「・・・珍しい、山南さんが休憩なんて。」
「丁度、中庭が賑やかでして。筆を置いてみたんです。」
「・・・あ~、あいつらか・・・。悪いな、今度俺からもキツく言っておく。」
了と解釈し、土方の自室へ入る。
相変わらず余分なものは何もない部屋だ。
あるといえば本が少々、それも自分の部屋へ時折借りに来ては戻す、という繰り返し。
盆に載せた2人分の茶と茶請けを畳へ置く。
「おっ、紅葉か?」
「ええ、どこから舞い込んだのか・・・部屋の前に落ちていたので一緒に。」
茶請けの横に先程拾った紅葉を添えてみた。
「山南さんのお陰で、部屋に居ながら"紅葉狩り"が出来たな。」
土方の言葉にふと表情が緩くなる。
「やはり紅葉を愛でるなら夕暮れ刻、"秋は夕暮れ"というくらいですから…更に色付いて大層綺麗でしょうね。」
「・・・流石だな、山南さん。”枕草子”か。」
「わかって頂けるだけで引用した甲斐があります。」
珍しく微笑むと、お茶を一口。
--隣室--
平『なぁっ!何話してるんだっ?』
新『シッ!平助声でけぇよっ』
左『ん~"紅葉狩り"とか何とか・・・』
平『へっ?山南さんと土方さんで"紅葉狩り"行くのかっ?』
新『何言ってんだ平助っ!(バシッ)』
左『落ち着け二人とも、あの二人に衆道の気なんてあるかよ』
平『なんだよ左之さん!俺そんなこと一言も言ってねぇぞ!』
新『馬鹿っ静かにしろって!』
隣室の気配に気付き、土方が声を出しかけるのを静止し、業と聞こえるように会話を進める。
「土方君がお望みでしたら・・・女形の姿になりますが?」
これには土方も相当驚いたらしい、飲んでいた茶を噴出しかける。
「っ!けほっ! 山南さん!?」
と山南が音も無く隣室への襖へ近づく。
察した土方が言葉を繋げる。
「・・・そうだなぁ、山南さんならかなりの別嬪に化けるんだろうなぁ。そのへんの女を連れ歩くよりよほど・・」
と勢いよく襖を開けると、ゴロゴロと転がってくる3人。
新「!?っ あ、あははっ いや、ちょっと通りかかって・・・」
平「俺は無理矢理コノヒトに連れてこられてっ(ムググッ)」
左「あ~・・・え~と、"流れ"?とでも言うか何と言うか・・・」
「・・・お前らーっ!!見回りどうしたーっ!!」
鬼の副長の怒号が部屋に響き渡る。
「・・・沖田君?立ち聞きですか?」
障子の外に居る気配に声をかける。
「・・・な~んだ、ホントに山南さん女形で紅葉狩り行くのかと思っちゃった。」
「興味があったんですか?」
「土方さんと行くくらいなら、俺が阻止しようかな~と思って。」
姿を現した総司の、一寸意表を突かれた答えに笑みを深くして
「・・・それは光栄ですね。ありがとう。」
茶請けと茶碗を盆に載せて土方の部屋を後にする。
途中、偶然斎藤君に会った。
「・・・山南さん、何か楽しいことでも?」
「あぁ、斎藤君、お疲れ様。・・・いえ、一寸した気晴らしになったな、と考えていたところです。」
「・・・珍しいですね。」
「そうですか?・・・そうだ、今度一緒に"紅葉狩り"でもどうですか?」
「っ!?」
「・・・冗談ですよ(クスクス)、そんなに固まらなくても取って食いはしません。」
何だか今日は珍しく、皆と会話をした気がする。
あの3人組は相変わらずだが、偶にはあの賑やかさも隊の活気に繋がる。
土方君は堅物だがウマは合う。沖田君は私には以外に素直だ。
斎藤君は時々構うと面白い。
「・・・さて、残りの仕事も片付けてしまいましょうか。」
夕方までの仕事は、気分一新、集中出来そうだ。
************************************************************************
【あとがき】
((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
やっちまったーっ!
初SSです申し訳ナイ。特に書く予定なかったのですが、日々"薄桜鬼"サイトを巡っていると・・・
絵心もない自分が大変悔しく。なら文章チャレンジ!とふと仕事中に思いつきまして(←ヤメロ
実は気付いたら斎藤が一度も出ず終わってしまい・・・汗って書き加えました。
・・・うっかり土方×山南とかなりそうでどうしようかと(爆)。
いや、沖田×山南?・・・山南×斎藤??(そろそろ自重しまス・・・)
も…っ山南さん最高ですね!皆さん可愛らしくてとっても和みました。特に3人組が!vv転がり込んでくる3人が可愛いです!
そして土方さんとの落ち着いた会話がすごく好きですーv山南さんと土方さんの2人は一気に大人な感じですね。すごく好きなコンビです。
山南さんは紅葉とても似合いそうですね!あの優しい笑顔で静かに見ているのでしょうね(*´∀`*)
そして最後の"時々構うと面白い"にまた笑ってしまいましたv
海さまのお話を読んで、ゲームでも山南さんと皆がわいわいしているシーンがもっと見たかったなぁって思いました。
私にだなんて本当に照れます///嬉しいです…!ありがとうございますー!!
そして初めて書いたなんてすごいです海さまー!全然初めてだなんて思えないです!すごいですー!v私も文才がほしいです…!
ぜひまた海さまのお話読めましたら嬉しいですvv
3人のドタバタは書きやすいんですよね~、あと山南さんの冷静な物言い。
次は出来れば千鶴ちゃんと山南さんを絡めてみようかと思います♪
しかし…私に千鶴ちゃん表現できるだろうか(汗)
山南さん…切ない役どころでしたしね(´д⊂)‥ハゥ
土方ルートの山南さん&へーすけ最後に大泣きしました…
通常ブログにも書きましたWikiの部分にもグッときてしまったんですが(^^;)
SS,実は過去何度が別モノでチャレンジはしていたのです…
しかし納得いくのが出来ない&SSのつもりが長くなってしまって(苦笑)
薄桜鬼で書くのは初めてでしたが大変好きな世界観なのでノってしまいw
一度ノったら後は早いのです。なので次も案外すぐにUPされる…かもしれません?
シンロ様のイラストも毎回かなり楽しみです(*´д`*)
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
↑アイコンこちらから頂きました♪
********************
↑ イヌ平助と柿w ↑
アイコンこちらから頂きました♪
********************
11/23(祝) としまえん
薄桜鬼/斎藤一(洋装)
12/06(日) 大泉工場
薄桜鬼/斎藤一(洋装)